ペン回しとは?

ペン回しの現在

指先で鉛筆やシャーペンをクルクル回す技。

学生時代誰もが一度は目にしたことがあったり、挑戦したことがある人も多いでしょう。

ペン回しの発祥は定かではありませんが、日本では世代問わずその存在は知られており、着々と受け継がれてきたものなのかもしれません。
(ちなみにアメリカではペン回しをする人は少なく、物珍しい目で見られるそうです)

そんな誰もが知る何気ない "仕草" でしかなかったペン回しは、1990年代から急速に発展し、今ではペン回しは日本大会や世界大会が開かれる "競技" にまで進化しました!

 

ペン回しが競技?

「競技って一体何を競うの…?」
仕草としてのイメージを強く持っている方は、おそらく皆さんこの疑問を持つことでしょう。

回転数を競う?... 新しい技を見せ合う?...
どれも違います。 実はとっても奥が深い競技なんです…!


ペン回しには、現在100種類を優に超える数の技が存在します。
そして技同士を途切れないように連続して行う「コンボ」を作ることができます。

ペン回しの競技ではこのように多数の技を繋いでいき、10秒程度の演目『フリースタイル』を作ります。
競技では基本的にこのフリースタイルという単位で競われることが多いです。

↓↓フリースタイル

そのフリースタイルの全体の構成の美しさ技の完成度・安定感、スタイルの独創性や含まれる技の難易度などの観点で評価され、競われるんです。
感覚的にはフィギュアスケートに近いと私は感じています。

どうでしょうか?
この審査項目を聞くだけでもその奥深さがなんとなく伝わるかと思います。

そして、このフリースタイルは多くの場合「動画」で競われます。
組み上げたフリースタイルをカメラで撮影し、それをインターネット上に公開することによって "オンライン" で競われることがほとんどです。

「え、動画だったらうまくいくまで繰り返せばいいんじゃないの?」
と思われた方…

 

その通りです!


ペン回しは自分が組んだそのフリースタイルを、自分の納得がいくまで何回でも撮り直します。

実際の大会では動画提出期限が設けられており、その期日までに最高の1本が撮れるまで繰り返し撮り続けるのです。

例えるなら、書道でコンクールに提出するための1枚を書くために、何枚も何枚も同じ文字を書くような感覚です。

数分で納得の出来のフリースタイルが取れる時もあれば、何時間も何日もかけて撮影する時もあります。

どこまでこだわり、どの時点でOKとするのか。
フリースタイルの撮影は自分との戦いでもあるのです。

 

競技も幅広く進化!

そんなオンラインでの活動が盛んなペン回しですが、近年では会場で開催されるオフラインの大会も増えてきています!

2019年に私が優勝した世界大会は中国で行われたオフラインの大会でした。
大きなステージの上で2分間のショーをする形式の大会です。

さらに2022年に開催された「全日本ペン回し選手権大会」ではダンスバトルのような形式で2者が対面し、対戦する形式でした。

 

このように競技の形式も様々な方向へ進化を続けています!

 



さて、このように競技に発展したペン回しですが、どんな競技でも最初から大会を目指して始める人はそう多くないでしょう。

まずは1つ技に挑戦してみてその楽しさを実感してみてください!

たくさん練習してできるようになった時の達成感。そしてペンが指の周りをクルッと回る心地よさ。それを体験してしまったらもうペン回しの世界のとりこです!
いつでどこでもできる良い趣味になりますよ♪

ノーマル   ( Lv.★ )
初心者が最初に挑戦するべき基本の技です!親指を一回転する最もベーシックなペン回し。

ソニック   (Lv.★)
中指から人差し指へ高速移動するもう一つの基本技です。

リバース   ( Lv.★★★ )
基本のノーマルから逆方向に回転させる技です。人差し指の動きが複雑で難易度はやや高め…!

アルティメットファイナルインパクト   (Lv.★★★★★★★)
全ての指を使って弾き上げるスプレッド系の大技!


このショップの運営者「ペン回しのプロ Kay」のYouTubeチャンネルでは様々なペン回しの技のやり方・コツを解説しています!

 

また、技の解説とペン回しの基礎知識がまとめられた書籍も当ショップで販売中です!
ぜひチェックしてみてください!

↓↓商品ページに飛びます

Amazonでお買い求めの方はこちら!